昨日の日曜日の12/9、雄踏町文化センターにておもちゃ病院を開院しました。
この日は雄踏町商工会主催の産業祭が開催され、さまざまなイベントが催されました。
その中の1ブースとしてのおもちゃ病院開院です。
この祭りには昨年から参加させていただいていています。
昨年は患者数はそれほど多くなかったのですが、今年はビックリするほど沢山。
お昼の受付終了までに受付をした患者数は31個。
6人のドクターで修理しました。
この日の患者さんはなかなか古いおもちゃが多く、思い入れの深いおもちゃばかり。
壊れている箇所もなかなか複雑だったり、厄介な壊れ方をしているものが多かったです。
でも、持ち込んでこられたみなさん、大事に使ってきた様子。
何とか治してあげなきゃという気持ちが沸き起こってきます。
中でも私が担当したラジコン。
かなり古いモデルでした。
持ってきたのはお母さん。子供が使おうとしたら動かないと。
かなり古いモデルではありましたが、開けてみると電池BOXの接点が腐食。
磨いたところ、動きました。
しかしハンドルが全く効きません。
ステアリングサーボを分解していき、プロポを操作してもモーターが回転しません。
モーターにつながっているリード線で確かめると、電圧は掛かっています。
ということは、サーボモーターがダメ・・・
このモデルのサーボモーターは特種サイズ。
交換できないので修理するしかありません。
小さなモーターを分解すると、ブラシが腐食していました。
似たような形のスプリングを探し、交換してみるとなんとか動くようになりました。
最後にボディを組上げて完成です。
かなり古いラジコンでした。しかも全く動かなくなってしまっていたものが、完全に治った瞬間です。
この瞬間が、
「あーおもちゃドクターやってて良かったな」
と思う瞬間です。
結局この日は、31点中、22点が完治。8点が残念ながら修理不能、1点が入院という結果でした。
次回もこの調子で頑張りたいと思います。
次回は、今週末の15,16の土日、浜松科学館にて開院です。
宜しくお願いします。